どんな目的であれポスターをデザインする際には基本のレイアウトを踏まえておくことが大事です。
意外性や斬新なデザインがもてはやされがちですが,意外性を重視すればするほど「コケる」リスクも高くなりますし,一見オリジナリティが高いように見えるポスターも思いのほかレイアウトの基本を忠実に守っていることも多いのです。
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どんな目的であれポスターをデザインする際には基本のレイアウトを踏まえておくことが大事です。
意外性や斬新なデザインがもてはやされがちですが,意外性を重視すればするほど「コケる」リスクも高くなりますし,一見オリジナリティが高いように見えるポスターも思いのほかレイアウトの基本を忠実に守っていることも多いのです。
効果的なレイアウトの基本は「見やすさを重視する」ことです。徹底的にシンプルにこだわってインパクトを与える場合だけでなく,伝えたい情報を見た人がしっかり理解できるようなレイアウトが求められます。
この点はサイズが大きなポスターであればあるほど難しくなってくる面があり,スペースがあるからといって情報を盛り込みすぎてしまうとゴチャゴチャになって見づらい,分かりづらいといった問題が起こりがちです。
これを防ぐためには整理整頓を意識した上で画像や文字をそろえることです。文字がはじまる位置と画像が添付される位置がズレているとそれだけでゴチャゴチャして見づらくなってしまいます。よくタイトルやキャッチコピーを斜めなどズラして配置するケースもありますが,そうしたポスターもよく見ると他の文字や画像はしっかりそろっているケースが多いのです。
逸脱させる部分がある分そろえる部分はできるだけ揃えるという意識も必要です。むしろ基本はしっかり揃っているレイアウトなのにタイトルやキャッチコピーだけがズレていることでインパクトが強まるという面もあるのです。ですからまずは揃えるところは揃えたうえで,そこからどれだけうまくズラしてインパクトを与えられるかを検討しましょう。
揃える点ではもうひとつ,中央ではなく左に揃えるのも基本として覚えておきましょう。文字がタイトルのみ,ひとりの人物だけを前面に押し出すといったシンプルなデザインならともかく,複数の文字列や画像を盛り込む場合には中央ではなく左にそろえたほうが見やすくなります。
もうひとつ,テキストと画像を分けて配置するのではなく,画像と文字を組み合わせて配置しておくのもレイアウトの大事な点です。たとえばAとBという2枚の画像があり,それぞれを説明・宣伝するテキストがあった場合には,画像と文字を隣り合わせて配置することでパッと見たときにわかりやすくさせることができます。
もしポスターの上部にテキストをまとめて配置し,下部に画像をまとめて配置すると,じっくり時間をかけて見て文字と画像を照らし合わさなければならなくなるので,ほとんどの人はそこまで行かずに通りすぎてしまいます。
こうしたレイアウトの基本を踏まえておくだけでも,視覚効果に優れたポスターをデザインことができるはずです。
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