ポスターはできるだけ多くの人の目に触れることがまず第一。それだけに掲示する場所選びではたくさんの人が行きかう場所がよいということになるわけですが,ポスターの効果を高めるためにはそれだけではなく,ターゲットやポスターがアピールしようとしている内容も考慮したうえで決めていくことも必要です。
コロナ禍の中での広告宣伝を考える。ポスターはどんな場所に掲示すればいいのか?
コロナ禍の中での広告宣伝を考える。
目次
ポスターはどんな場所に掲示すると最も効果を発揮する?
大勢の人に見てもらうためには駅が一番
不特定多数の目に触れる機会が多い場所といえば,駅がやはり一番です。イベントや新製品の宣伝のポスターがよくここに貼られますが,多くの目に触れる一方,目に留めてもらう時間が非常に短いという難点もあります。
基本的には通りすがりに見てもらう形になりますから,1枚のポスターを見る時間はせいぜい数秒程度といわれています。その限られた時間・機会の中でいかにインパクトを与えることができるか。触れる機会はあっても宣伝効果がほとんどない,なんてことにもなりかねない難しさがあります。その意味では難易度が高い場所とも言えます。
じっくり見てもらえる場所に貼ると非常に効果的
一方ターゲットを絞ってアピールしたい場合にはそのターゲットが集まりやすい場所に貼るのが一番効果的です。
不特定多数に見てもらう駅とは正反対のアプローチでずか,たとえばビジネスマンがターゲットなら駅やバスのホームや待合室,カフェ,ファミレスなどが挙げられます。
駅構内とは異なり,待っている間に目にすることになるため時間をかけて見てもらうことができます。その分インパクト重視よりも情報量を多めにして詳しい内容を理解してもらえるようなポスター作りが適しています。
高齢者の場合は病院や公共施設,女性の場合はショッピングモールなどがこの目的に合った場所として挙げられるでしょう。
交通機関内のポスター掲示は最も情報を伝えられる
電車やバスの中もポスターの効果を活かせる場所です。サイズの大きなポスターは貼れませんが,移動中に長い時間見てもらえるという大きなメリットがあります。
電車の宙吊り広告では雑誌の広告をよく見かけますが,そうした広告では文字数が非常に多く,じっくり時間をかけて見てもらうことを前提に作られています。ポスターを掲示する場所の中でももっとも情報をたくさん盛り込める選択肢にもなるでしょう。
バスは地元のお店や医療機関など小規模な事業者でも手軽に掲示できるので地方在住の方は狙い目です。
掲示場所に合わせた内容で作成する
このようにポスターの内容やターゲット,目的によって適した掲示場所が異なるだけでなく,掲示する場所に合わせてポスターの内容を工夫する必要もあります。
つまり適材適所を踏まえたポスターの活用が求められるわけで,事前のマーケティング調査や実際に掲示する候補地に足を運んでの環境のチェックなども欠かせないことになります。
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